T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
『和希はここにいないのか?』
『居る訳ない…見たくないってのが大きいかな…』

そう。ヌエバが言い残したその方法は、欠片を口に含んでエネルギーを直接的に与えるキス。それと体を維持するための温もりを与える事。その2つだった。しかし2人が2人共未熟だという事と片方が『その世界の者』ではないことから二分する必要があったのだ。

『余計な事するなよ?』
『余計な事?』
『あぁ。』

そういい残して和希はスッとその部屋を出た。残されたピエドラは美羽の頭を撫で頬をなぞった。

『第一段階…うまくいったな…』

そういうとスッと服を脱ぎピエドラは美羽のベッドに入った。
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