T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「消滅前に、君の姿を見ていたよ。」
そう、美羽を助ける情景を消滅前にティナは見ていた。その事実を知ったピエドラはキュッと唇を噛むと1つ深呼吸をして顔を上げた。
「それで…ティナはなんて…」
「"そっか"と…これじゃ全然違うもん…って言ってすぐだったそうだ。」
「…ッ」
気配を探してみてもやはりもう既にティナの感覚はなかった。しかし不思議なことにピエドラは涙を見せなかった。少し自分の気持ちに疑問があったのか…とまどいながらもピエドラはヌエバに聞いた。
「俺おかしいのかも知れない。」
「どうした?」
「ティナを失ったのに悲しくない。…いや、違う…」
そう、美羽を助ける情景を消滅前にティナは見ていた。その事実を知ったピエドラはキュッと唇を噛むと1つ深呼吸をして顔を上げた。
「それで…ティナはなんて…」
「"そっか"と…これじゃ全然違うもん…って言ってすぐだったそうだ。」
「…ッ」
気配を探してみてもやはりもう既にティナの感覚はなかった。しかし不思議なことにピエドラは涙を見せなかった。少し自分の気持ちに疑問があったのか…とまどいながらもピエドラはヌエバに聞いた。
「俺おかしいのかも知れない。」
「どうした?」
「ティナを失ったのに悲しくない。…いや、違う…」