T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
そう話し始めたピエドラをヌエバは少し前まで自分が座っていた椅子に座らせ、ヌエバ自身は床に膝を付き聞いていた。
「悲しい筈なんだ。ずっと一緒にいて…何度も助けて貰った。嫌いな訳でもない。なのに…今はティナの消滅よりもお嬢が助かってほしいって言う気持ちのが強いんだ。どちらかしか選べない…もしどちらかしか助けられないなら…そんな状況でも俺はきっとお嬢を選んでいた。…お嬢を選んでも1年しか居られない。1年過ぎれば俺は消滅して100年は少なくとも再生できない。ティナならそんなこともない。それなのに……ッ!」
堰を切った様に止まらなくなったピエドラの言葉をヌエバはじっと聞いていた。
「悲しい筈なんだ。ずっと一緒にいて…何度も助けて貰った。嫌いな訳でもない。なのに…今はティナの消滅よりもお嬢が助かってほしいって言う気持ちのが強いんだ。どちらかしか選べない…もしどちらかしか助けられないなら…そんな状況でも俺はきっとお嬢を選んでいた。…お嬢を選んでも1年しか居られない。1年過ぎれば俺は消滅して100年は少なくとも再生できない。ティナならそんなこともない。それなのに……ッ!」
堰を切った様に止まらなくなったピエドラの言葉をヌエバはじっと聞いていた。