T.A.B.O.O～満月のPerfect Crime～

「何で…だってまだ…１年経ってない！」
『落ち着けお嬢…説明させて？』
「…ｯ……だけど！」

その言葉を聞いた途端にピエドラは姿を現した。

「お嬢落ち着いて？」
「落ち着けないよ…何で？」
「…対価だ。」

ピエドラの口からでた言葉はドキリとする言葉だった。その次の瞬間に腕を掴んでいた手がずるりと下がった。

「た…いか？」
「そう。お嬢を助けるために必要だった。」
「…助けるって……」
「本当はお嬢…事故にあった時その日の夜が山だったんだ。その時にたった１つの方法があって。俺１人でも出来なかったんだけど…和希が協力してくれた。だから今がある。」