T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
そうまっすぐに見つめられたままピエドラからの目線をはずしてしまった美羽。

「…ッ///」
「目…みて?」
「わかんないよ…だって…」
「少なくとも俺も和希も簡単に決めた訳じゃない。リスクだどうの言っても簡単な訳ねぇだろ。」
「……アル…」
「すぐ決めなきゃ…確かに決断の早さは求められた。だけど俺の中にも和希の中にもお嬢の存在は欠かせないから。」

そう聞かされた後美羽は俯きピエドラの手を取った。そっと重ねたままピエドラに伝えた。

「私にとって…譲れない一歩は和希なの。でもいつの間にかアルも存在大きいんだよ…バカ…存在無くなったらもう一緒に居れないじゃない」
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