T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
*last full moon*
*scene1*和希with美羽
それから2日経った頃…昼間1人になった時にピエドラが声をかけてきた。
『お嬢…』
「何?」
『…』
「何よぉ…」
『明後日、いつもより早めに戻ってくる。』
「…そっか。解った。」
それだけの短い会話を済ませると反応はなくなった。その日の夜に来るはずだった和希は来ない…大事な日となる最後の日の筈なのに…なぜだか来なかった。
しかし面会時間を終えた直後にそっと戸が開いた。
「美ー羽…」
「か…!…ずき…」
「待たせた…」
「…でも……何でそんな格好…」
「酷かなとは思ったけど…やっぱり1回はさ…」
そう、和希は薄ピンクのタキシードを着ていた。
『お嬢…』
「何?」
『…』
「何よぉ…」
『明後日、いつもより早めに戻ってくる。』
「…そっか。解った。」
それだけの短い会話を済ませると反応はなくなった。その日の夜に来るはずだった和希は来ない…大事な日となる最後の日の筈なのに…なぜだか来なかった。
しかし面会時間を終えた直後にそっと戸が開いた。
「美ー羽…」
「か…!…ずき…」
「待たせた…」
「…でも……何でそんな格好…」
「酷かなとは思ったけど…やっぱり1回はさ…」
そう、和希は薄ピンクのタキシードを着ていた。