T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
美羽は黙って和希の言う言葉を聞いていた。ずっと黙ったまま聞いて居るも涙がポロポロとこぼれて仕方なかった。
「だからさ…俺は美羽と歩んで来れたこの時間って言うのが幸せだから」
「だけどそれでも忘れちゃってるでしょ?」
「忘れてても良いんだって。忘れたらまた新たに記憶を作ればいい。」
「だけど…」
「俺1回死んでまたこうして会えるようになって…でも会う度に生きてた頃の記憶が無くなっていくの。それが実感として生まれた時には過去の思い出よりもこれからの美羽と過ごす時間をどうやって過ごそうか…そればっかり考えてたんだ」
「和希は…もう居なくなるんだよ?」
「だからさ…俺は美羽と歩んで来れたこの時間って言うのが幸せだから」
「だけどそれでも忘れちゃってるでしょ?」
「忘れてても良いんだって。忘れたらまた新たに記憶を作ればいい。」
「だけど…」
「俺1回死んでまたこうして会えるようになって…でも会う度に生きてた頃の記憶が無くなっていくの。それが実感として生まれた時には過去の思い出よりもこれからの美羽と過ごす時間をどうやって過ごそうか…そればっかり考えてたんだ」
「和希は…もう居なくなるんだよ?」