T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~

*scene2*ヌエバwithジェーナ

ピエドラが自身の世界に戻って来る前のクレシエンテの夜。ジェーナはヌエバを呼び出していた。

「これはダーマ・カロン。どうしました?」
「…ん……」
「コリナ・エストレージャ…懐かしいですね。私も随分と…」

そう話しながら空を見上げるヌエバの背中にトン…と凭れたジェーナ。

「ダーマ・カロン?」
「あの時…あの時言ってくれた言葉…まだ有効?…ですか?」
「…ダーマ・カロン…」
「私…ずっと考えてたの…あのね…」
「待って…」

自身の前に回る腕を解き対面したヌエバ。そのまま優しい面持ちのままジェーナを見下ろした。

「何?」
「…ッあのね…」
「うん」
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