T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「怒られてしまうかな。彼はカロンの事を大好きだからね。」

そう言いクスリと笑っていた。そんな時だ、バタバタと音がした。そしてすぐ静かになった。その後小さくノックをする音がした。

コンコン
「誰だろ…待ってて?」
「ん」
「はい?」

そうして戸を開けたヌエバ。するとそこにはピエドラが居た。

「これはこれは…」
「ジェーナは!?」
「まぁとにかく入りなさい。こんな入り口で話していては君まで最悪の事態になりかねない。」

そういいながらヌエバはピエドラを部屋に入れた。

「ピエドラ…」
「ジェーナ…どうして…どうして追放なんて…何で?」
< 203 / 241 >

この作品をシェア

pagetop