T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
*scene2*出会い
それから数日、美羽はバイトを休んでいた。仕事など出来るわけもない。出て行ったとしても迷惑を掛けるだけの存在と成り下がる。そんな事が目に見えていた。携帯の留守電には何人もの着信が入る。しかし出ることもなかった。その時だ。不意に鳴ったメールの着信に珍しく反応をしてメールを開いた。
うーちゃん…
電話でなくてもいいから、一言メールちょうだい?
それは乙夏からだった。何かに縋りたいのか、どんな気持ちからなのか解らないまま美羽は乙夏に電話をした。
『もしもしうーちゃん!?』
「いっちゃん…ずっとごめんね…」
『いいよ!…仕事の事聞いた?』
うーちゃん…
電話でなくてもいいから、一言メールちょうだい?
それは乙夏からだった。何かに縋りたいのか、どんな気持ちからなのか解らないまま美羽は乙夏に電話をした。
『もしもしうーちゃん!?』
「いっちゃん…ずっとごめんね…」
『いいよ!…仕事の事聞いた?』