T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「ア…ル……」

しかし次の瞬間に美羽は意識を失った。次に美羽が意識を取り戻し目を覚ました後にみた物は病室の天井だった。

「ここは…」
「倉田さん?気付きましたか?」
「あの……」
「屋上にたまたま行った他の患者さんが教えてくれなかったら風邪引いて退院延びちゃう所よ?」
「……私…何で屋上なんかに行ったんだろ…」
「気晴らしだったのかしらね。」

クスクス笑いながらも注意をしつつ看護師は病室を出ていった。なんだかボーッとしたまま美羽はベッドに横たわっていた。夕飯を片付けられてしまい食べ損ねた美羽は看護士に相談に向かった。許可を貰い院内のコンビニに向かった。
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