T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「お前が行くのは眠りの都じゃない。」
「…今なんと…?」
「話を聞かんか、本来ならば契約が済み、時が満ちた後、待ち受けているのは100年に渡る光の届く事のない眠りの都だ。」
「ですからそこへ。」
「ハァ…単刀直入に言う。アルバ・ピエドラ、君にはジェーナを名乗って貰う。」
「え…?」
「ジェーナ・カロンの後を継いで貰う。これは決定事項だから。覆しはしない。そのつもりで。」
「……しかし…」
「その為、継承後にはジェーナ・アルバと名乗って貰う。」
「ちょっと待って…ジェーナは!!」
「時を早め昨夜、ヌエバ・ルーペントと地を変えた。」
「嘘だろ…」
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