T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
その様子を遠くも近くからみていたピエドラは、フフッと笑っていた。
『全く…やっぱり同じ相手を選んだか…』
『ピエドラ、全くもって本来なら禁忌!追放!そんな所だよ?』
『仕方ないよ。和希も不慮の事故だ。それに余った対価。それで再生するにはこれが限界だったけどね。』
『あの2人なら新たな記憶と思い出、未来を紡いでいけるだろうし。』
そういいながら、抱き合いながらこれからの未来を見ようと約束を交わした2人を、月明かりとして見守るように…優しく…温かく…ずっと照らしていた。翔汰と美羽の二人を導くように…ずっとずっと…一筋の光として……
fin