T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「何故だい?愛おしい相手を奪われて亡くす事になったのにも関わらずに何故恨まないんだぃ?」
「だって…和希に逢わせてくれたから…それに恨むことはしたくないの。だって……」
「"だって"?」
「…恨むと心が汚れちゃう気がするの。和希は言ってくれたから。私の笑顔が好きだって…心が汚くなると笑顔が汚くなるから…恨む事は簡単だし楽だろうけど、そのフィルターだけは付けたくないから。」
「…解った。ならもう1つ聞いて良いかい?今願いが1つ叶うなら、何が良い?」
その質問に美羽はまっすぐにお婆さんを見つめて即答した。
「和希に逢わせて…」
「だって…和希に逢わせてくれたから…それに恨むことはしたくないの。だって……」
「"だって"?」
「…恨むと心が汚れちゃう気がするの。和希は言ってくれたから。私の笑顔が好きだって…心が汚くなると笑顔が汚くなるから…恨む事は簡単だし楽だろうけど、そのフィルターだけは付けたくないから。」
「…解った。ならもう1つ聞いて良いかい?今願いが1つ叶うなら、何が良い?」
その質問に美羽はまっすぐにお婆さんを見つめて即答した。
「和希に逢わせて…」