T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「え…私だけが覚えてるって事?」
「そうだよ。消すって言っても要は俺がその記憶を集めて喰っていくんだ。」
それを聞いた美羽の心はドクンと熱く体を内側から叩いた。
「喰っていくって…」
「あぁ。喰うのは皆同じ記憶。もしくはお嬢と影山和希との大切な記憶。2人だけの記憶の場合は他の皆の中から存在を薄めていく。それが条件だ。」
過酷で辛く、月日を重ねれば重ねる程美羽だけが取り残される様に孤独になっていく。
「お嬢…それでも良いなら俺は全力で力をお嬢のために使うよ。もし耐えれそうに無いなら」
「いいよ。」
「え?」
ピエドラの言葉を遮りながら美羽は答えた。
「そうだよ。消すって言っても要は俺がその記憶を集めて喰っていくんだ。」
それを聞いた美羽の心はドクンと熱く体を内側から叩いた。
「喰っていくって…」
「あぁ。喰うのは皆同じ記憶。もしくはお嬢と影山和希との大切な記憶。2人だけの記憶の場合は他の皆の中から存在を薄めていく。それが条件だ。」
過酷で辛く、月日を重ねれば重ねる程美羽だけが取り残される様に孤独になっていく。
「お嬢…それでも良いなら俺は全力で力をお嬢のために使うよ。もし耐えれそうに無いなら」
「いいよ。」
「え?」
ピエドラの言葉を遮りながら美羽は答えた。