T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
美羽の前に帰ってきたジェーナとピエドラは話していた。

「気は済んだかい?」
「あぁ。あいつなら大丈夫。俺は託せるし美味しく頂かせて貰う。」
「そんな目は初めてじゃないかい?でもピエドラ?解って居るかい?」
「…解っているから」

そう返事を聞いたジェーナは"ならいいがね"と呟いて気持ちよさそうに眠る美羽の寝顔を見ていた。

「この子とピエドラを引き合わせた奇跡か…これも運命だね。」
「俺も何年も…何十年も待ってた気がする。それと…もうお嬢の事をずっと知っていたような…そんな気がするよ。」

そう言うとピエドラはジェーナに礼を言って美羽のダイヤに戻っていった。
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