T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
次の日の朝は2人揃ってのんびりとゆっくりしたものだった。9時を回った頃に美羽は目を覚ました。

「…ン…」

しかし目を覚ました時に目の前に和希の姿はなかった。

「か…ずき…?和希!…ゃ…和希!」

そう声を上げた美羽の元に和希はバタバタと走ってやってきた。

バン!
「どうした?!美羽?」
「…ーーッ!!」

扉を開けた和希の胸にバッと飛び込み巻き付いた美羽。そんな相手を優しく抱き締めた和希は優しく包み込んだ。

「美羽?どうした?」
「だって…いきなりいないなんて…」
「まだ俺居るよ?とはいえ…」
「え?」
「男にはこの状況たまらないですが?」
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