T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「そうだな、久しぶりに観覧車乗りに行くか?」

そうして決まった翌日の予定。入浴も済ませて満月の夜も過ぎていった。次の日、11時に着くように2人は家を出た。遊園地についてまず2人は昼食を摂った。そのままいろいろ乗って楽しい時も過ぎた。最後に取っておいた1周が30分かかる観覧車。2人は何度となくこの観覧車に乗りに来ていた。しかし久しぶりに来たこの場所。観覧車待ちがあった。なんとか2人で乗れる時間はあるものの少し不安にもなった美羽の手を取り和希は笑いかけた。

「のんびり行こ?」
「でも…時間…」
「大丈夫だよ。何とかなる。」
「ん…」
< 75 / 241 >

この作品をシェア

pagetop