T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「何でこんなに暗いのかな…」
『電気が点いてないから?』
「点けてるもん!」
『だとしたら出掛けたからだな。2人で。』
「え?」

少し躊躇ったまま美羽はピエドラに訪ねた。

「出掛けたらダメだった?」
『ダメじゃない。ただ出掛けてる最中でいきなり消える事になる。そうすると帰り道は当然に1人になるだろ。だからだ。朝や明るい内に出たら尚更だよ。家は暗いだろ。そんなの追い打ち掛けるの普通だよ。』

そう冷たくも突き放す様な言い方をしたピエドラ。そんなピエドラに対して美羽はどうして良いか解らなくなった。

「アル…聞いて良い?」
『どうぞ?』
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