T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
「事実…これ以上無い位受け入れてるよ!」
『まだ受け入れてない。お嬢は解ってないよ。』
「ほっといて…」

そういうと美羽は浴室に入りシャワーを無心で浴び続けた。

『お嬢』
「…」
『お嬢!』
「アルうるさい!」
『聞けよ!お嬢!』

頭に響くピエドラの声にシャワーを止めた美羽。ポタ…ポタリと濡れた髪先からお湯は垂れた。

『俺は喰らってきた。とりあえず今日限りの人からは今日の2人を。周りの友人や影山和希からは古いものから喰っていくんだ。』
「…ッ」
『それで最後には全部が無くなる、話したよね』
「……」
『それが解るのが今日の観覧車の所。』
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