T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
そういいながら乙夏が気付いたのはネックレスについている和希からもらったダイヤのリングだった。

「ん。これね…最後にもらったプレゼント…」
「あ、言ってたやつ?」
「そうなの。そう言えばこの間の電話…」
「そうそ、ごめんね?急に変なこと言っちゃって。でも急に解らなくなってね。」
「でも何で?」
「影山君亡くなって…それがきっかけで卒アルみてたの。そしたら何か急にどうしてかなって…」

そうしてその他にもいろいろと話をした。高校の時の思い出や同窓会での思い出も話していた。やはり出会いから少しの間の事以外は互いに話が出来た。しかし出会いがかみ合わない。
< 90 / 241 >

この作品をシェア

pagetop