T.A.B.O.O~満月のPerfect Crime~
しかしなかなか動けず寂しさの余りに動けなくなった美羽。その美羽の家に来客がきた。

ピンポーン
「倉田美羽は居ませんよぉ…」

そうチャイムに力なく答えた美羽。しかし少し経ってもう1度チャイムはなった。

ピンポーン

仕方なく重たい体を起こして玄関に向かった。そこにいたのはジェーナだった。

「居たのかい?」
「あ…すみません…」
「いやいいんだよ。それより少しいいかね?」

そう言われ美羽はジェーナを招き入れた。紅茶を煎れてコトリと置いた美羽。笑顔を繕うもジェーナはその"嘘"を見抜いていた。

「お座りなさいな」
「…はい、でもどうして…」
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