秘密の片思い 番外編④
「そんな幸せそうな顔を見せつけられると、やっぱりうらやましいわ」
そこへオーダーをウエイトレスが取りにやってきた。
私たちは和風のパスタランチをオーダーして、話し始めた。
涼子と話をしていると、『サンウォーク』編集部で働いているように錯覚してしまう。
けれど、やはりブランクは否めなく、日本のファッションにも疎くなっている私には時々ついていけない。
「あ、ごめん。仕事の話ばかりだったね。愛になら仕事の愚痴も出来るから調子に乗っちゃったよ」
「ううん。あの頃愚痴を言い合ってスッキリしていたなって。やっぱり働くって大変だよね」
「もう立場上、愚痴なんて社内の人間に言えないしね。やっぱり愛が一番だよ」
涼子は食後のミルクティを一口飲んでホッと息をつく。
「いつでもメール送ってね」
「うん。そうする。ねえ、愛。朝倉さんはまだまだ海外でやるつもりなの?」
「えっ? いきなりどうしたの?」
「いつまでも現役でやるのは大変でしょう? いつ頃日本へ戻ってくるのかなって。もしも帰ってきたら、愛に読モをやってほしいの」
突拍子もない話にミルクティを飲んでいた私は吹き出しそうになった。
そこへオーダーをウエイトレスが取りにやってきた。
私たちは和風のパスタランチをオーダーして、話し始めた。
涼子と話をしていると、『サンウォーク』編集部で働いているように錯覚してしまう。
けれど、やはりブランクは否めなく、日本のファッションにも疎くなっている私には時々ついていけない。
「あ、ごめん。仕事の話ばかりだったね。愛になら仕事の愚痴も出来るから調子に乗っちゃったよ」
「ううん。あの頃愚痴を言い合ってスッキリしていたなって。やっぱり働くって大変だよね」
「もう立場上、愚痴なんて社内の人間に言えないしね。やっぱり愛が一番だよ」
涼子は食後のミルクティを一口飲んでホッと息をつく。
「いつでもメール送ってね」
「うん。そうする。ねえ、愛。朝倉さんはまだまだ海外でやるつもりなの?」
「えっ? いきなりどうしたの?」
「いつまでも現役でやるのは大変でしょう? いつ頃日本へ戻ってくるのかなって。もしも帰ってきたら、愛に読モをやってほしいの」
突拍子もない話にミルクティを飲んでいた私は吹き出しそうになった。