君を選んだから
帰りの車の中に、何となく嫌なムードが立ち込める。
それは、俺が暗い顔してるせいか。
いろいろと納得が行かなくて、正体のよくわからないモヤモヤに囚われちゃってる気がする。
だからと言って、俺は恋人じゃないんだから、こいつを責める訳にはいかない。
「須賀くん、怒ってる?」
「え?」
「匡史のアパート行ったこと。」
「な、なんで? 俺が怒る権利なんてないじゃん。」
「そうだけど..........。」
アパート行ったのも嫌だけど、それだけじゃない。
俺はとにかく、お前が向井くんを見てるのが嫌なんだよ。
悪気はないのかもしれないけどさ。
「向井くんのこと、好きなの?」
「私が好きなのは須賀くんだよ。」
「..........。」
「知ってるでしょ?」
「ホントに?」
「ホントに決まってるでしょ?だから、こんなに大変な思いしてるんだもん。」
「大変?」
「うん、大変。」
「なら、無理しなくていいよ。」
「無理なんてしてない。だけど、私の気持ちが重くて迷惑とか?」
「そんなこと言ってないじゃん。」
「だったら、なんで..........。」
あぁ、俺、サイテー。
嫉妬で女の子泣かすとか、どんだけガキなんだよ。
どうしてこうなっちゃうのかな。
このせいで本当に嫌われちゃうだろ。
それは、俺が暗い顔してるせいか。
いろいろと納得が行かなくて、正体のよくわからないモヤモヤに囚われちゃってる気がする。
だからと言って、俺は恋人じゃないんだから、こいつを責める訳にはいかない。
「須賀くん、怒ってる?」
「え?」
「匡史のアパート行ったこと。」
「な、なんで? 俺が怒る権利なんてないじゃん。」
「そうだけど..........。」
アパート行ったのも嫌だけど、それだけじゃない。
俺はとにかく、お前が向井くんを見てるのが嫌なんだよ。
悪気はないのかもしれないけどさ。
「向井くんのこと、好きなの?」
「私が好きなのは須賀くんだよ。」
「..........。」
「知ってるでしょ?」
「ホントに?」
「ホントに決まってるでしょ?だから、こんなに大変な思いしてるんだもん。」
「大変?」
「うん、大変。」
「なら、無理しなくていいよ。」
「無理なんてしてない。だけど、私の気持ちが重くて迷惑とか?」
「そんなこと言ってないじゃん。」
「だったら、なんで..........。」
あぁ、俺、サイテー。
嫉妬で女の子泣かすとか、どんだけガキなんだよ。
どうしてこうなっちゃうのかな。
このせいで本当に嫌われちゃうだろ。