Heaven~第三章~
「組を動かすってことは、どう言う意味か分かってるのか?」


嵐は獅朗を見つめる。


「分かってる」

「……分かった。じゃあ、オヤジに頼んでみる」

「悪いな」

「了解が貰えたらすぐに連絡くれ」

「了解が貰えなかったら?」

「俺が話す」

「お前が?」

「分かった」


何故か嵐は笑った。
しかも、嬉しそうに。


「じゃあ、俺達は嵐の返事待ちって感じ?」


真澄が退屈そうに言うと


「いや、それまでにやって欲しいことがある」

「何をやれば良い?」


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