Heaven~第三章~
勢いにまかせて此処まで来たけどすぐに後悔した。


家の前には厳つい男達が何人も出入りしていて、私なんかが簡単に入れる雰囲気じゃなかった。


雅近も本職さん達が騒がしいって言ってたし、この状況見たらきっと何かあったんだと思ったけど……


どうしよう……
嵐の連絡先も分からないし。
だからって此処まで来て、嵐に会わずに帰るのも……


こうなったら頼りたくない相手に頼るしかない。






「もしもし獅朗?ごめん。椿なんだけど……」





この状況でも嵐の家に入って行けるのは獅朗しかいない。

< 32 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop