Heaven~第三章~
夕べからずっと考えていた。
本当にこれで良いのか……


私のことに獅朗達まで巻き込んで良いのか……


そもそも、私にはそれだけの価値があるのか……


結局は答えなんて見つからなかった。
きっと私が獅朗達を頼るのに、どんな答えだって当てはまらない。


私と獅朗達は何の関係もない。
信頼関係もなければ、利害関係もない。
赤の他人……


だけど……
今の私には獅朗達に頼る以外に先に進む方法が分からない。


ギュッと唇を噛んで皆に頭を下げた。



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