Heaven~第三章~
皆何も言わない。
私からの言葉をジッと待っている。
「助けて欲しいの」
助けて欲しい。
アイツから、あの家から……
体中にあるアイツからの呪縛から……
「……分かった」
そう言ってくれたのは嵐だった。
「え?」と頭を上げると嵐は私ではなく獅朗に「で、俺達は何をすれば良いんだ?」と視線を向けていた。
「良いの?」
あまりにアッサリとした返事に驚いた。
「あぁ」
「理由も聞かずに?」
「理由?あぁ……獅朗は知ってるんだろう?」
「俺は知ってる」
「それなら俺達が聞くこともないだろう」
私からの言葉をジッと待っている。
「助けて欲しいの」
助けて欲しい。
アイツから、あの家から……
体中にあるアイツからの呪縛から……
「……分かった」
そう言ってくれたのは嵐だった。
「え?」と頭を上げると嵐は私ではなく獅朗に「で、俺達は何をすれば良いんだ?」と視線を向けていた。
「良いの?」
あまりにアッサリとした返事に驚いた。
「あぁ」
「理由も聞かずに?」
「理由?あぁ……獅朗は知ってるんだろう?」
「俺は知ってる」
「それなら俺達が聞くこともないだろう」