Heaven~第三章~
「客用に部屋があるからそこを使え」

「うん」

「で、俺達は?」

「基本的には嵐達には椿の護衛だ。出かける時は絶対に2人付けろ」

「分かった」

「それだけ?」


素直に返事をする嵐とは反対に幸二が不満の声を出す。


「それだけだ。後は専門家に任せる」

「専門家?あぁ、会田さんか」

「そうだ」

「会田さんって?」

「知り合いの弁護士だ。会田さんに任せておけば大丈夫だ」

「……そうなんだ」


獅朗が信頼している人なら大丈夫なんだろう。


「会田さんに任せてはあるが、相手がその筋の奴を使わない保障はないから、気をつけろよ」


三人に念を押した。


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