氷と炎の魔女


「おはよ!チョコ」


私は目が覚めて隣に寝ていたチョコを起こして挨拶をした


「おはよう!ココアちゃん」


私達は魔女、氷と炎を操る双子の魔女


今はまだ少ししか出来ない魔法を使えるように練習中


その魔法を習うために魔法学校に入学して1年とちょっとたった今妹は魔法学校の上位を争う成績を出していた


少しでも妹に近づこうと頑張っても私は失敗ばっかりで。


私の名前はココア

私達双子は二卵生であまり似ていない

ふんわりとした短い髪でグリーンの瞳のチョコとは真逆でストレートで長い髪で水色の瞳をした私
髪の色は二人とも同じ明るめの茶色だけど似ているのはそれだけ

性格だって穏やかな性格のチョコとは違うんだ

私はどっちかって言うと元気な方で馬鹿っぽいし、みんなからお調子者とかよく言われる。
魔法だってあんまり上手く行かないけどいつかチョコを追い抜かしてやるって決めてるんだ


「昨日ね、ずーーーっと練習していた魔法出来るようになったの!」


私が元気よく言ったらチョコは自分のように嬉しそうに笑ってくれた


「すごいよココアちゃん!寝る間も惜しんで練習してたもんね!出来るようになってよかったぁ!」


ホントに嬉しそうにしてくれてるチョコをみて嬉しくなる


「ココアちゃん!その魔法見せて!!?」


ワクワクしてるチョコをみて練習していた魔法を見せた


「ソルセルリーッ!!雪よこの部屋に降れ!!」


私の魔法は氷だから雪を操るものに挑戦した


「うわぁ、綺麗!すごい!私じゃこんなのできないよ!!」



チョコが「私じゃこんなのできないよ」って言った言葉に嬉しくなる


いつだってチョコはなにをしても出来ていたから。


「チョコにも教えようか?」



私は嬉しくなってつい言ってしまった



「え?教えてくれるの?やった!」



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