氷と炎の魔女
「すっ、すごいね。私は何日もかけて得たのに、チョコは覚えが早いね」
私はチョコを睨んだ
するとチョコはすごく悲しそうな顔をした、降っていた雪がいつの間にかやんでいた
私はチョコを傷つけたかったんじゃないのに。
確かになんでも出来るチョコに嫉妬していたけど、でもチョコはなにより嬉しそうに笑ってくれたじゃん。
なんで、あんな事言ったんだろ?
「ごめんね、ココアちゃん。私は…」
チョコのごめんが余計に私の心を傷つけた
わざとじゃない、分かってるよ
だってチョコだもん。
大好きな妹だもん。
「ごめんなんて言わないでよ!!あんたなんて…あんたなんてだいっ……」
私今なんて言おうとした?
前を向くと泣きそうになっていたチョコ
「ごめん。チョコ、今はひとりにして」
そう言って私は部屋を出た