氷と炎の魔女


「おはよう!ココア、チョコ!」


「おはよん!ミント!」


私達の小さい頃からの幼なじみのミント


ミントはいつも頭の上におだんごをしている。
くせっ毛な長い髪にグレーの瞳を持つ光を操る魔女


ミントは元気いっぱいの明るい子この学校でダントツ魔力強いって言われてる


「おっす!」


私の後から一人の男の子が現れた




「ブラウニー!!」

ブラウニーは私の仲良しグループの唯一の男の子

この学校は男の子が少ないからブラウニーは貴重な人

ブラウニーは風の魔法を扱う人
やんちゃな一面もあるけど友達思いのイイヤツ
茶色の髪色で整った顔をして綺麗な茶色瞳をしてる
男の子が少ないからか、イケメンだからなのか、女の子にモテるやつ



「ブラウニーくん、ミントちゃんおはよう」



チョコの笑顔でみんなが微笑む


「あ、そうだ一時限目って座学だよなぁ」



「さいっあく、座学って頭に入んないんだよねぇ…」


「ココアってば、座学って楽じゃん!まぁ、あたしも座学より実技の方が好きだけどさぁ」


ミントは魔力強いから実技の方がいいって言ってるし…ってか私どっちも無理だし!


「ココアは座学も実技も無理だろ?馬鹿だし魔法下手だもんなぁ?」



「今なんて言ったぁぁ?」


その時にチョコが悲しげな顔をしていたのを私達は気づかなかった


「怖いよ…」


そう下を向いてぼそっと言ったチョコの声は誰にも聞こえなかった



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