徒然なるままに、短歌部
「ちょ、ちょっと、サラダ先輩! どういうことですか?」
「そうよ、裃。あんた、これが執筆メモって、それじゃあこれって……」
「万智ちゃん、長我部。この爆破予告は、物語の話だよ」
物語の話? つまり、これは単なる執筆メモ……あっ、執筆メモか。
「じゃあ、つまり、この爆破予告は、ミステリー小説を執筆している人が考えたメモ……そういうことですか?」
「その通り。それを踏まえて、もう一度、この紙に書かれてあることを見てみようか」