徒然なるままに、短歌部
カナ先輩が去って、サラダ先輩は、大きなため息をついた後、煙草に火をつけた。それにしても、この人は何本吸うんだろうか。
ん? でも、私の中で何かが引っかかる。
吸い殻の入った小さい透明な袋。この中には吸い殻が6本入っている。
6本……。
「サラダ先輩」
「なんだい? 万智ちゃん」
「サラダ先輩って、それ1本吸い終わるのに、何分くらいかかりますか?」
私のちょっとした疑問にサラダ先輩は、小さく笑みを浮かべた。
「なんで聞くの?」
「何となくです」
この反応、やっぱりおかしい。