絶対秘密の恋心

「ねえ聞いた?あのひとたちそんなに有名なのかな?」

「どうなんだろうね、私たち噂とか聞かないし」

あんなにイケメンなんだから、ほかの女子たちが反応しないわけないか。
改めてみるとほんとにかっこいいんだなあ。

入学式の時には見なかったけど、隣にいる陽太君はかわいい系の顔してて、二人とももてそう。



―――ふと、目が合った気がした。


「ちょっとナツ?あの人たちこっちみてるけど」

「気のせいだよ、あの人たちとかかわることなんて実行委員終わったらないんだから」

「そうだね~」

それからたわいのない話を先生がくるまでしてたけど、
ずっと視線を感じていて。

言葉を交わすのはずっと先だと思っていたけど、
その時は突然にやってきた。

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