絶対秘密の恋心


「じゃあ先に出るね!
 翔輝、戸締りよろしくね!」

「わかってるよー」



と一言かわし、家を出た私の前にいるのは
幼馴染の亜耶。



「ナツ、今日から花の女子高生!!
小中高とナツと一緒に通えるなんてあたし嬉しい!」



両親は、私と翔輝、亜海とは別の場所に住んでいて、
仕事が忙しく帰ってこれるのは二か月に一度。

もともとこっちに住んでいて、お母さんたちが別の場所に引っ越してからの忙しい家事を手伝ってくれたのは亜耶。


「私もうれしい!!
 亜耶がこの高校に受かってくれてよかった!」

「ナツ頭いいもん~。
 どれだけ勉強したことか!」



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