絶対秘密の恋心
実は小さいころから人見知りの私は友達作りが得意じゃなくて、
少し仲良くなったと思っても結局亜耶のところに丸く収まる。
友達関係に不安を感じてたけど、亜耶がいることで不安はかき消された。
「じゃ、行くぞ~」
先生の一声がかかり、体育館へ移動。
これから入学式が始まる。
「藤川はこっちこい」
先生の一言で今の今まで忘れていたけど、
実は新入生代表のあいさつはわたしがすることになっている。
「はい、今行きます」
先生に返事をして、向かおうとしたとき、
スカートの裾を座っている誰かに引っ張られた。