絶対秘密の恋心


実は小さいころから人見知りの私は友達作りが得意じゃなくて、
少し仲良くなったと思っても結局亜耶のところに丸く収まる。

友達関係に不安を感じてたけど、亜耶がいることで不安はかき消された。


「じゃ、行くぞ~」

先生の一声がかかり、体育館へ移動。


これから入学式が始まる。


「藤川はこっちこい」




先生の一言で今の今まで忘れていたけど、
実は新入生代表のあいさつはわたしがすることになっている。


「はい、今行きます」


先生に返事をして、向かおうとしたとき、
スカートの裾を座っている誰かに引っ張られた。

< 8 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop