下界を見下ろす悪魔と天を見上げる少女の話。
ちょっと待ってよ!どうして声がでなくなるのよ!!






必死に声を出そうとしたけれど喉に空気が通るだけで音が出ない。


すると男は今までとは違った雰囲気で話しかけてきた。





「......どうしたんだ?声...でねぇの?」



コクコクと頷く。







どうにかしてよーっ!

そう思った瞬間男は再び威圧するような低い声で


「......お前の望み聞き入れたり...」

といった。




え...?

望みって......?私何にも言ってないんだけど!!


「ちょっと待ってよ!!」

あれ?声が、戻った!?



えぇー!私がどうにかしてって言っちゃったから!?

そんなのあり!?
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