下界を見下ろす悪魔と天を見上げる少女の話。
「ちょっと待ちなさいよ!!あんなの願いじゃないんだからっ」

「なんだよ、どうにかしろっつたじゃん。」





人の心勝手によむなーっ

「言ってないし!!とにかくっ願いなんかじゃないもんっ」

「あー?我が儘だなー....いいよ、もーいっこ叶えてやる」

頭をがしがし掻きながらめんどくさそうに言ってくる。






あんたが勝手にやったんでしょーが!!


願い....言わなきゃ!今度こそは!





「アイツらを....私をイジめる奴らを殺して頂戴!!」

「....お前の願い聞き入れたり。」


男は再び低い唸るような声で言った。



そして黒い羽を撒き散らして消えていった。







ほ、ほんとに殺しちゃうのかな.....

そんなことしていいの.....?
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