孤独な舞蝶
蓮side
拓「うそだよなぁ!!!死んだなんて!!!蓮!!!!」
蓮「嘘じゃねーよ!!そんなんだと!直樹が可哀想だろ?」
拓「なにがだよ!!!!」
この日俺の総長が恋人を守って死んだ。
副総長をやってた俺は事前に言われてたんだ。
『今回の相手は銃を持ってる。残念ながらよけれんねーからな。それでな。どんな手をしてでもおめぇらの事。だかんな。もしものことがあったら。黒蝶と莉央をよろしくな。』
この世界は死と隣り合わせなんだよ。
俺だって嘘だと思いてぇし。仲間が死ぬなんて今まで思いもしなかった。
いつまでも皆で馬鹿やって、笑って過ごしてたかった。
蓮「直樹は何で死んだと思う?死んでまで守りたかった奴がいたんだろ?だったら!俺らがその死んでまで守りたかった奴をこれから守って行かなきゃなんねーんだよ!!!!お前らがそんなんだったら守れるものもまもれねーんだよ!これは現実だ。夢なんかじゃねぇ。前を向いて行かなきゃなんねーんだ。」
拓「わぁったよ!!直樹の思い!受け継いでやるよ!!!!」