オレサマ的な王子さま


何故俺様に楯突く?

何故なんだ?

俺様何かしたか?


大石が握りしめているあれが

関係あるな?


「大石、それはなんだ?」


「社長は独身だと聞いた、何故?
私には見せない笑顔・・・」って胸に押し当てた

みるみる青ざめていった
「それを?どこで見つけた?」


説明は求めない
言い訳になるから

「求めないでください」

「そんな・・・・」

「同居の件も白紙にもどします。私が誰と付き合っても壊さないでください」


「それは・・・・・」

頑固だから聞く耳持ってくれないだろうな?



「ごめんな、俺様はどうしようもない価値のない人間だ、元の課に戻りたいなら戻ってもいい、好きにしろ」


一礼して出ていった。



すべて俺様の不甲斐なさだ
あいつの事は忘れるべきだ

俺様の手をすり抜けていく
もう二度と会えない気がする
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