オレサマ的な王子さま
再来
社長?神原 哲平社長?」
「ん?なんだ」
「今日のスケジュールです」
「ん・・・・いつもと変わらない、ん?んん・・・?」
「お言葉出てませんが?」
目をひんむき、言葉が出ない」
「こ この・・・・・」
「あぁ、昨日急遽ですから、苦労したわ・・・・」
「髪が背広が、あぁ、豆が・・・・」
「社長?」
「お前 掃除したか?そうだ、ここに写真欲しいな・・・・」
「社長おみえになりました」
「入りたまえ」
「はじめまして湯川 夕夏です」
名刺を渡し
「今回は、お電話いただいたお礼だけです、当社で検討しましたが・・・・貴社とは」
「夕夏?そんな事どうでもいい」
顔見せろって
「今後の事です、どうでもいいなら
話にはなりませんね、哲平さんそれが答なら・・・喧嘩しに来たわけてはないので、失礼します」
「何故?何故なんだ」
「私をお嫁さんにするつもりはないって事ですよね?どうでもいいって」
「それは・・・・・ここもあるし
夕夏は大事だし・・・」
ああまどろっこしいって
いつものようにキスをした
夕夏は首に腕を回してはなれないように
「契約だね、哲平」
どうでもいい夕夏を食べたい
ずーと我慢してたんだ、いいよな?
今までの時間を取り戻すかのように
いつまでも絡み合い
「哲平さん、そろそろ限界では?」
「いやまだまだ」
あれから、会社を提携させ
神原は社長補佐として責務についたけどなぁに仕事は相変わらずです
時々、雄叫びあげたり
いつもの風景
いつものように夕夏が傍らにいた
空気の流れがそこだけ違うんです。
「お二人の世界でいいが、もう少し周りを考えろ」
いいだろって夕夏の腰を引き付けキスを落とした。
「神原も変わるんだな?」
「そうか?」
「いいのかな?そんなにへばりついていたら、神原忘れているだろ?出張の事は・・・俺達同期がこぞって行く事を」
「そんときは、夕夏も連れて行く」
「それは、だめだ、これは秘密のプロジェクトだからな」
「数日だろ?」
「なんだお前が言い出したんだぞ、3年だと」
青ざめ、おもいだした。
あの頃むしゃくしゃしたついでに言った。
頭を抱えて・・・・・
「これはおかしい、もっておかしい」
「哲平、言い出しっぺは責任持たなきゃあね。」ってにこりと微笑んだ。