オレサマ的な王子さま

離別



何度となく、別れを経験している
不安定な別れを

今回は、そうでもなくちゃんと
帰る場所があるぶんだけ安心

「哲平、ダメよ・・・3年なんてあっという間だからね」

「お・・・・・ぉ」

「僕らが監視しときます」





「3年分やるぞ、寝かせるものか、覚悟しとけよ」





不安な顔を覗かせながら

強がっている神原

「行ってらっしゃい」って空港には行かずに会社で見送った


それから数ヵ月たったある日
テレビのニュースで、少しずつであるがとある会社が事業を確立させて来たと・・・



メールも電話もこない
あれほど約束したのに


気になるなら行って見たら?
て言ったけど哲平を信用している










「てっぺい・・・・」

「駄目だ 来るな・・・俺様には夕夏がいるって言っているだろ?」


「ここには、いないから、ほら、てっぺい・・・」


「これっきりだぞ・・・・・」


「てっぺい、ありがとう」って
押し倒した。

ここに来てからの溜まりまくっていたものを、出しきる勢いで、1日中抱き合った。


ホテルから出てきた所を
撮られてしまった。


「神原社長、コメントを・・・・」

「神原社長、ナンシーさんとの関係は?」

ほらいわいことないでしょう?

「そうね・・・・・」って
寝る間も惜しんで
他人事のように 何にも
耳に入れないように・・・・

「あれも仕事をスムーズに動かせる為」








神原に会社からメールが来た
夕夏の事を書いていたが
この沈黙が怖いんだよな。

わかっているじゃないか?それこそ我が秘書だ





「てっぺい・・・・」

「もう終わりだ、あいつの夕夏の無言が怖いんだ」


「いいじゃない、一緒に来ないほうがいけないんで」



「俺様が来るなって言ったんだ」


「お前が来るとわかったなら、夕夏も連れて来るはずだった。


「私夕夏さんの替わり・・・・・」




いや駄目だ、これは俺様を試している試練だ。


「ねぇ、てっぺい?しよう」


「いやしない、したらいけないんだ」




社長へメールした
最近夕夏は、何かにとりつかれたように、誰の声も聞かないで仕事している

社長とナンシーさんのニュース見た辺りから・・・・

夕夏を送っていいですか?
まわり見ていられない
´
送信
もう少ししたら一時帰国する予定だ。その時話し合おう。
夕夏に・・・言ってくれないか
「愛している」





「夕夏、会社はいいから行きたければ行ってみたら?」

「今はまだいい・・・・」




一時帰国してきたけど

「空港で夕夏に似た者見たが、夕夏はどこだ?」

「今日は見てないけど」

「案外自宅にいたりして」










帰ってきた

「夕夏?夕夏さん、夕夏ちゃん、どこでしか?かくれんぼは、したくないよでて来なさい」


テーブルには

おかえり哲平

顔を見たくないから暫く旅行に行ってきます。
あなたはたった3年もまてない

誰でもいいなら、そういって・・・・・

哲平約束覚えてる。
どこにでも、同行して欲しいって言った事を・・・私待っていたけど
もういいです。


これからは、お互い好きにしましょう。





そんな・・・・・






今回そうとう参っていた

なにしても上の空

ここにいても

面白くない夕夏がいないから

早々に切り上げた。





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