フォンダンblood

私は一生お姫様

「かっこいい!」

私、水原なずなは私立水岡学園の門をくぐった途端、そう声をあげた。

私の視線の先にいるのは長池斗真君。

クラスで一番の人気者!

つい頬を赤く染めると、隣にいる妹_すずなに睨み付けられた。

なんで睨むのかなぁ?

私はお姫様、アンタは召し使い。

この立場は一生変わらないのよ‼

私は一生、皆にちやほやされる日を過ごすの!

すずなには、私の下として働いてもらおうかな。

私達が死ぬマデ…
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