夢恋･second～その瞳に囚われて～

さらさらと揺れる、天然のくせがかかった髪。

星屑を散りばめたように潤んで光る、澄んだ瞳。

彫りの深さを強調する高めの鼻筋。

笑みを湛えるような形の唇に尖った顎。

一目で誰しもの目を釘付けにするような端整な顔に、どこにいてもすぐに分かる程の長身。


そこにいたのは、紛れもなく拓哉だった。

四年前に愛し合った、最愛の人。

変わらない。何もかもが。

違うのは、ジーンズとTシャツだったのが、スーツになっているところだけ。

「あ、こちらが秋田さんと島村さん。君の部下になるよ。企画課の子たちだ」

佐伯さんが手で私たち二人を指し示すと、彼はこちらを見た。
呆然と彼を見て硬直する私と目が合う。

「島村さん、……秋田……さん。星野です。初めまして。よろしく」