優先順位
彼女
次の日、学校で優に昨日の成り行きを説明して、慎也とあったことも全て報告した。
「もー!本当よかったよ!!
いろいろ心配したんだからね!」
「ごめんね!ありがとう!」
なんだかんだあったけど、慎也にも会えたし、何より慎也の気持ちも伝わったしいいクリスマスになったかな?
「東出さーん?お客さんきてるよ!」
優と話していると、同じクラスの子が呼びに来てくれた。
「ほんと?ありがとう!」
「教室の扉のところに立ってる女の子だけど、たしか東出さんの彼氏と仲のいい...」
「美雨...?」
「あ、そうそう!」
多分、慎也のことだろう。
美雨の顔を見た瞬間わかった。
凄く怒った顔してるし。