優先順位
未来
あれから月日はあっという間に過ぎ、
私達は卒業を迎えた。
あの日以降、慎也を好きだった子たちからのイジメなどはなく、毎日慎也と優と楽しく過ごしていった。
「今日で、卒業か。」
「早いね。」
卒業式も終わり、慎也と2人で教室に残っている。
「いろいろあったね。高校生活。」
「だな〜!」
「これからも、ずっと一緒にいられるかな。」
「...」
私は地元の短期大学に無事合格。
優は美容関係の専門学校へ進学。
慎也も就職の道へと進み、無事職に就けた。