優先順位
クリスマス


クリスマス当日。

「優ー♩おっはよ〜」

案の定私はテンション最高潮で

「リア充うっざい!!」

彼氏がいなく、放課後も委員会のお仕事が忙しい優さんは朝から超不機嫌なわけで...。

「まさか、慎也君が友達より彼女を優先してくれるなんてね。話聞いてた限り、てっきり澪はぼっちクリスマスを迎えるのかと...」

「私もびっくりだよ〜へへへ」

「朝からニヤニヤしないでくれる?気持ちわるい」

朝からじゃない。誘われた日から顔の筋肉が緩みっぱなしで、クリスマスがほんとに待ち遠しかったんだからー!

「ごめんごめん(笑)
優は委員会のお仕事なんでしょ?イルミネーションの写真おくってあげるから!」

「いらないから!
それに今日はK高のイケメン君たちと合コンなんだから!」

「え!合コンいくの?顔で判断しちゃだめだよ?」

「顔は命よ!!!!」

はいはい〜と流しながら、今日一日中ほとんど上の空で授業の内容はほとんど覚えてない。
まだかまだかと時計と睨めっこし続けていた。
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