クールな同期が私だけに見せる顔
小さなキスを重ねていき、省吾の気持ちをほぐしていく。
彼に甘えるように、胸に顔を埋めて肌に触れるところにキスをしていく。
彼にされたように、彼を愛していく。
「省吾のこと好きなの。抱いて」
照れくさいけど、彼の望むまま口にしてみる。
言えっていったのに、実際に口にすると彼はびっくりしたように私を見てる。
省吾の体が緊張したように固くなる。
どうしたの?
私、なんか変なこと言った?
彼は、腕で突っぱねるように私の体を離した。
そして、思いつめたように下を向いてしまった。
「ねえ、どうかしたの?」
「そのまま動くな」
彼は、私を胸に抱いたままじっとしている。
「どうしたの?」
「こっち見るな」
「何でよ、何か気に障ることした?」
私は、彼の顔を見ようとして腕の中でもがく。
ちらっと顔が見えた。
「省吾、どうしたの?耳が真っ赤になってる」
彼は、すぐに顔を見られないように私を自分の胸に押し付けた。
「言われたの、初めてだったから。
お前、本当に俺に抱かれたいのかって、いつも不安だったから」
「そう…………だったの?」
「うるさい」
「へえ、省吾って私のことそんなに好きだったんだ」
「黙れ、この間だって。やっと好きな女を抱けたと思たのに。他の男の名前呼びやがって」
「今、何て言った?」
「黙れ」
「ずっと好きな女?」
「くそっ」
「本当なの?」
「同期で飲んでて、中谷さんが晴夏を迎えに来た時、言われたんだ。
『晴夏は連れて帰るから。何か間違いがあったら困るからね』って。
あの人気が付いてたんだろうな。必要以上に仲良くしてるのは、好意を持ってるからだって。
その時には、まだ、自分の気持ちに気が付いていなかった。
本当によかったんだ。
あのまま晴夏が中谷さんと結婚してたら、俺は一生後悔するところだった」
彼に甘えるように、胸に顔を埋めて肌に触れるところにキスをしていく。
彼にされたように、彼を愛していく。
「省吾のこと好きなの。抱いて」
照れくさいけど、彼の望むまま口にしてみる。
言えっていったのに、実際に口にすると彼はびっくりしたように私を見てる。
省吾の体が緊張したように固くなる。
どうしたの?
私、なんか変なこと言った?
彼は、腕で突っぱねるように私の体を離した。
そして、思いつめたように下を向いてしまった。
「ねえ、どうかしたの?」
「そのまま動くな」
彼は、私を胸に抱いたままじっとしている。
「どうしたの?」
「こっち見るな」
「何でよ、何か気に障ることした?」
私は、彼の顔を見ようとして腕の中でもがく。
ちらっと顔が見えた。
「省吾、どうしたの?耳が真っ赤になってる」
彼は、すぐに顔を見られないように私を自分の胸に押し付けた。
「言われたの、初めてだったから。
お前、本当に俺に抱かれたいのかって、いつも不安だったから」
「そう…………だったの?」
「うるさい」
「へえ、省吾って私のことそんなに好きだったんだ」
「黙れ、この間だって。やっと好きな女を抱けたと思たのに。他の男の名前呼びやがって」
「今、何て言った?」
「黙れ」
「ずっと好きな女?」
「くそっ」
「本当なの?」
「同期で飲んでて、中谷さんが晴夏を迎えに来た時、言われたんだ。
『晴夏は連れて帰るから。何か間違いがあったら困るからね』って。
あの人気が付いてたんだろうな。必要以上に仲良くしてるのは、好意を持ってるからだって。
その時には、まだ、自分の気持ちに気が付いていなかった。
本当によかったんだ。
あのまま晴夏が中谷さんと結婚してたら、俺は一生後悔するところだった」