クールな同期が私だけに見せる顔
「そんな前から?」

「きっと近くに居すぎたんだ。
ぼやけて本当の気持ちが見えてなかった」

「咲良にも釘刺されてたっけ。
早く言わないと手遅れになるって。
俺は、本気で気づいてなかったけど」

「咲良は、気が付いてたんだ」

「そうだな。彼女の言う通りだ。俺は、ずっと晴夏が好きだったんた。こっちに来いよ」

「ん」

「さっきの良かった。もっと聞きたい」

「恥ずかしから、二度と言わない」

「そんなんじゃ、浮気された俺の気持ちは
収まらないな。
俺のこと、好きなんだろう?
ほら、ちゃんと態度で示せよ。
色っぽく、誘惑してみろ。服、焦らしながら脱いで」

私は、省吾を睨み付けながら、一枚一枚服を脱いでいく。
焦らすのが、どんなのか難しいけど。
どんなに馬鹿げてると思っても、
彼が喜ぶことなら、何でもしてあげたい。
こんな私でよかったら。

最後に、残った下着をゆっくり下げていく。
どんな脱ぎ方をしたらいいのか、言ってくれればいいのに。

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